チョコレートの世界を、より広く深くしているカカオの存在。

カカオの木は大きく分けて、クリオロ種、フォラステロ種、そしてこの2種を交配したトリニタリオ種の3タイプがあります。 クリオロ種はマイルドで独特の香りを持つ高品質な豆とされています。しかし、栽培が難しいため、つくりやすいフォラステロ種が世界で最も多く栽培されています。フォラステロ種はカカオ感が強くビターな風味が特徴です。この2つを掛け合わせたトリニタリオ種は栽培しやすく、質も良いとそれぞれの特徴をほどよく受け継いでいます。
この3種をもとに、多くの派生種が世界各国でつくられています。
◎日本チョコレート工業協同組合資料より

クリオロ種
特徴
◎カカオポッド : 下部が尖っており、表面はデコボコ。 深い筋がある。軟質の果皮。 成熟すると赤または黄色。病虫害に弱い。
◎カカオ豆 : ふっくらした豆で白色。 苦味が少ない。
◎風味 : 個々のカカオ豆固有の強いアロマ(芳香)と味。
主な産地
ベネズエラ、メキシコ


フォラステロ種
特徴
◎カカオポッド : 下部が丸く、表面がなめらかで浅い筋がある。硬質の果皮。緑から成熟すると黄色。病虫害に強い。
◎カカオ豆 : やや平たい豆で紫色。苦味が強い。
◎風味 : 香りはやや弱いが、カカオ感が強い。
主な産地
西アフリカ(アイボリーコースト、ガーナ、ナイジェリア)、ブラジル、マレーシア


トリニタリオ種
特徴
◎カカオポッド・カカオ豆 : クリオロ種とフォラステロ種との雑種で、変種が非常に多い。果実はやや小さく、形は丸味があり、表面が滑らかなものが多い。豆は平たく、断面は暗紫色である。
◎風味 : 色々な種類がある。
主な産地
トリニダード、ジャマイカ、パプアニューギニア