素朴で、やさしいおいしさ。「ガレット」

ガレットとはフランスに伝わる、円形で平たい焼き菓子です。
最も古いお菓子のひとつで、熱した石の上で穀物の粉を水や動物の乳で溶いて焼いたのが始まりです。ロイズでは1992年以来、このフランスの素朴な美味しさをロイズ風にアレンジしてつくりつづけてきました。

フルーティーで個性豊かなジャムやペーストと、ロイズこだわりの生地が絶妙にマッチするガレット。そのこだわりぬいた美味しさの秘密をご紹介します。


1.美味しい生地へのこだわり

●しっとり感の秘訣

ガレットをつくるのに一番こだわったのは、中のジャムやペーストと、外側の生地とのバランスでした。ガレットは一般的には、歯ごたえがあり、ホロッとした食感の焼き菓子ですが、ロイズのガレットは、しっとりとした優しい味わいが特徴の焼き菓子です。

ちょうどクッキーとケーキの中間のような独特のしっとりとした生地の中に、オリジナルのフルーツジャムやペーストを包みました。ロイズがこだわるしっとり感は、中のジャムやペーストの水分が生地へ移ることで生まれます。
つまり、ジャムやペーストの水分量がポイントなのです。
ジャムの水分が多いと生地はベチャっとなり、生地と中身の間に空間ができて、中心が大きくへこんだ形になってしまいます。逆に水分が少ないと生地は固くなり、ひび割れをおこしてしまいます。ちょうど良いしっとり感をだすために、生地とジャムやペーストの水分量とのバランスをはかりながら、何度も思考錯誤を重ねてつくり上げました。

ロイズのガレットの中心が、ちょっぴりへこんでいるのは、ちょうど良い水分量で、しっとりとした生地に出来上がっているから。美味しさの印ですね。

●風味豊かなバターのこだわり

生地には無洗バターを使用しています。普通のバターの製造工程では水洗いをしますが、無洗バターは水洗いをせず、バター本来の味をそのまま残した風味豊かなバターです。
普通のバターよりも日持ちがせず、扱いにくいのですが、その風味の良さはバツグン。本当に美味しいお菓子を目指すロイズには、欠かせない大切なバターです。
乳製品の素朴な風味がそのまま生きたバターをふんだんに使った生地は、噛むほどに美味しさを実感できる、こだわりの生地なのです。


2.個性豊かな5種類のガレット

ジャムもロイズオリジナル。
一番大切にしたのは、自然のフルーツ本来のおいしさを生かすことでした。そのために余計なものは加えず、素材の持つ特徴を生かして仕上げました。


ガレット[カシス]

 カシスとは、低木になる黒すぐりのことです。やさしくて、爽やかな酸味が特徴のカシス。そのキリリとした酸っぱさと、フルーティーな風味が生地のやさしい味わいと絶妙にマッチしています。上にはマカダミアナッツをのせました。


ガレット[イヨカン]

 細かく刻んだピールがたくさん入ったイヨカンジャム。柑橘系の爽やかさと、生地の甘味が良く合います。ピールのツブツブ感が心地よく、イヨカンの香りを引立てます。上には楽しい歯ごたえのカシューナッツをのせました。


ガレット[ストロベリー]

 フルーティーなイチゴジャムは、自然でフレッシュなイチゴの風味を大切につくりました。甘さ控えめのイチゴジャムと、ソフトな生地はホッコリ暖かい気持ちになります。上にはココナッツをのせました。


ガレット[マロン]

 良質な栗だけを使った濃厚なマロンペーストを包みました。自然な栗の美味しさを大切にした、こだわりのペーストです。上にはピスタチオをのせました。


りんごソフト

 ブランデーに漬け込んだりんごと、良質なくるみをたっぷり使い、ケーキのようにソフトに焼き上げました。やわらなか食感に、フルーティなりんごと、濃厚なクルミの風味が広がります。