
エクアドル、アイボリー、マラカイボ、トリニダッド、アリバ。このところのチョコレートパッケージにある見慣れない、聞き慣れない言葉の数々。実はこれ、すべてカカオに関するもので、エクアドル、アイボリー(正式にはアイボリーコースト)はカカオ豆の産出国名、マラカイボは産地名、トリニダッド、アリバは産地による品種名です。
チョコレート文化が進化し成熟していくにつれ、その原料となるカカオの産地や個々の風味に注目が集まり、希少価値のあるカカオ豆を中心として、単一の品種からつくるチョコレートも登場しました。
さらに、60~80%とカカオの含量を高くしたものもあり、香りや苦み酸味などそれぞれの個性を味わうという、まるでワインやシングルモルトウィスキーのような楽しみ方ができるようになりました。
食べ比べてみると、それはちょっとした驚きを感じるほどの違い。お気に入りの香りと出会うことから、奥が深いチョコレートの世界の扉がまたひとつ開かれてゆくのです。